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社員ブログ

小説『☆パンクしてた→肺☆』(後半)

2008-03-02

公募ガイド社作品添削講座「ケータイ小説の練習」の修了作品、池ノ上あひるさんの


『☆パンクしてた→肺☆』の後半です。ご覧ください。


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『☆パンクしてた→肺☆』  池ノ上あひる


(前半からの続き)


月曜の朝、診察を受けると、すぐに車椅子に乗せられ、酸素吸入のクダを、


鼻にとおされた。


看護婦さんが、お母さんに電話して、すぐにかけつけてきた。


そして今、僕はベッドの上にいるわけだ。[E:coldsweats02]


肺にもクダをとおし、元通りの大きさにもどす。


このクダは、想像以上に痛かった!が・吹っ飛んだー!アノコが、お見舞いに


きてくれたのだ。[E:happy01]


楽しく話しができた。またライブに来てくれると約束した。お土産わたすと言えた。


ヤッホー!


入院5日間で退院したが、1ヶ月はライブ禁止になった。[E:crying]


お母さんが僕にかけている生命保険が旅費と同額でた。嫌なよ か ん。


「ちょっと北海道まで、行ってきます。」お母さんが出掛けていった。


「ひろ~ ありがとさん、今、お母さんの一緒に、北海道にいます。」大学の寮に


いるはずの、お姉ちゃんからメールがきた!


なんてヤツラだ!


怒りに震えながら、メールをかえす。


「イエイエ、楽しんできてね。お土産たのんます。」怒りとうらはらなこの文面。


だから僕はなめられてるんだとは思う。家族で最年少ゆえの宿命かな?


(ピンポーン)


誰だろ?


えー!


アノコがきてくれた。


「約束のお土産、もらいにきちゃった。」


かわいい!


お母さん、しばらく帰って来なくてもいいかも[E:happy01][E:scissors]


(終わり)