小説『☆パンクしてた→肺☆』(後半)
公募ガイド社作品添削講座「ケータイ小説の練習」の修了作品、池ノ上あひるさんの
『☆パンクしてた→肺☆』の後半です。ご覧ください。
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『☆パンクしてた→肺☆』 池ノ上あひる
(前半からの続き)
月曜の朝、診察を受けると、すぐに車椅子に乗せられ、酸素吸入のクダを、
鼻にとおされた。
看護婦さんが、お母さんに電話して、すぐにかけつけてきた。
そして今、僕はベッドの上にいるわけだ。[E:coldsweats02]
肺にもクダをとおし、元通りの大きさにもどす。
このクダは、想像以上に痛かった!が・吹っ飛んだー!アノコが、お見舞いに
きてくれたのだ。[E:happy01]
楽しく話しができた。またライブに来てくれると約束した。お土産わたすと言えた。
ヤッホー!
入院5日間で退院したが、1ヶ月はライブ禁止になった。[E:crying]
お母さんが僕にかけている生命保険が旅費と同額でた。嫌なよ か ん。
「ちょっと北海道まで、行ってきます。」お母さんが出掛けていった。
「ひろ~ ありがとさん、今、お母さんの一緒に、北海道にいます。」大学の寮に
いるはずの、お姉ちゃんからメールがきた!
なんてヤツラだ!
怒りに震えながら、メールをかえす。
「イエイエ、楽しんできてね。お土産たのんます。」怒りとうらはらなこの文面。
だから僕はなめられてるんだとは思う。家族で最年少ゆえの宿命かな?
(ピンポーン)
誰だろ?
えー!
アノコがきてくれた。
「約束のお土産、もらいにきちゃった。」
かわいい!
お母さん、しばらく帰って来なくてもいいかも[E:happy01][E:scissors]
(終わり)



